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庭のウッドデッキに置かれた樽型のサウナと、その前で外気浴をする2人

サウナ施設の
待ち時間は、
もう要らない。

庭に置くバレルサウナ。本体118万円から。
総額と、置く前に確かめることを先にまとめました。

情報の確認日:2026年10月23日 読む時間:8分ほど

写真:グリーンサウナ公式サイトより

仕事帰りに車でサウナ施設へ向かい、混んだサウナ室で場所を探して、外気浴のベンチが空くのを待つ。帰りの運転を考えると、ととのったあとも気が抜けない。

週に何度も通うほどサウナが好きな人ほど、「いっそ家にあれば」と一度は考えたことがあると思います。庭に置ける樽型のサウナ(バレルサウナ)なら、個人の家でも持てます。

ただし、値段は100万円を超えます。本体を買えば終わりでもありません。電気の工事や置き場所の準備、地域によっては役所と消防への確認まで要ります。このページでは、問い合わせる前に知っておくと判断が早くなることを、順番に並べました。

家にあると、平日の夜はこうなる

電気ストーブのバレルサウナは、スイッチを入れてから温まるまで30分〜1時間ほどかかります(販売元の案内より。外の気温や置き場所で変わります)。帰ってすぐ入れておけば、夕飯のあとにちょうど入れる計算です。

  1. 19:00
    帰宅してストーブの電源を入れる着替えて夕飯の支度をしている間に温まっていく
  2. 20:00
    サウナ室へ人を待たずに好きな段に座れる。ロウリュも自分の加減で
  3. 20:15
    庭で外気浴椅子を出して夜空を見上げる。帰りの運転はない
  4. 21:00
    電源を切って、そのまま寝る移動の時間がまるごと浮く

先に結論を書いておきます

  1. 本体はおおむね118万円(税抜)から400万円台。送料・組み立て・基礎・電気工事は別にかかることが多い
  2. 電気ストーブ式は200Vの専用回路が要る。家の分電盤を先に確かめる
  3. 庭に固定して置くと建物として扱われることがある。防火地域・準防火地域かどうかで手続きが変わる
  4. 屋外サウナの火災予防のルールは2025年から見直しが進んでいる。地域の消防署にも一度確認しておく

費用は「本体+設置」で考える

自宅サウナの公式価格を集めている比較サイトの一覧(2026年10月11日確認分)では、バレルサウナの価格は次のとおりでした。税抜と税込が混ざっているので、比べるときは税込にそろえてください。

グリーンサウナ1,180,000円〜1,580,000円(税抜)/2〜6人用
MySauna1,364,000円〜(税込)
HARVIA2,750,000円〜4,620,000円(税込)

見落としやすいのは、本体以外の費用です。見積もりを取る前に、明細にどんな行が並ぶのかを知っておくと、あとで驚かずに済みます。

お見積り内訳(例)
本体(2〜4人用・電気ストーブ付き)1,180,000円〜
国内送料・搬入(トラックとクレーン)見積もり
組み立て約250,000円〜
基礎(平らで沈まない土台)見積もり
電気工事(200V専用回路)見積もり
合計見積もりで確定

本体はグリーンサウナの税抜価格。組み立ては別メーカーの例(約25万円〜・税込、職人の交通費と宿泊費は実費)。そのほかの行は、置き場所や家の電気の状況で変わります。

本体は数百kgあります。あるメーカーの2〜4人用で700〜800kg。土の上にそのまま置くと傾くので、土台は必ず要ります。また、道が狭くてトラックが入れない家は、搬入の費用が上がりやすいところです。

グリーンサウナの場合、国内送料と設置はオプションで別料金です。面談のときに「どこまでが本体価格に入っているか」を聞いておくと、総額のずれがなくなります。

グリーンサウナの価格と在庫を見る公式サイトが開きます

サイズや木材ごとの価格、ショールームの場所が載っています

庭にどれくらいの場所が要るか

グリーンサウナのバレルサウナは、外寸が1.5〜2.4m×1.8mの範囲です。上から見ると、乗用車1台分の駐車スペースより小さく収まります。

駐車スペース 2.5×5m 2人用 1.5×1.8m 2〜4人用 1.8×1.8m 4〜6人用 2.4×1.8m 1マス=1m
外寸はグリーンサウナの各タイプ。本体のまわりには、出入りと点検のための余白も見ておいてください。

いちばん大きい4〜6人用でも約4.3平方メートルです。この数字は、あとで出てくる建築確認の話で効いてきます。

電源は、買う前に分電盤を見る

家庭のコンセントは100Vですが、バレルサウナの電気ストーブはほとんどが200Vです。グリーンサウナの場合、単相200Vの4.5kWか、三相200Vの6.0kWのどちらかになります。

分電盤 専用 200Vの専用回路(屋外は防水の配線) サウナのストーブ

確かめることは3つあります。家の分電盤に200Vが来ているか(エアコンやIHで200Vを使っている家は来ていることが多い)。契約アンペアで足りるか。ほかの家電と同時に使うとブレーカーが落ちることがあります。そして、置き場所まで専用回路を引けるか。

工事は資格のある電気工事士の仕事です。分電盤の扉を開けて写真を撮っておくと、販売店とも電気屋さんとも話が早く進みます。

建物としての扱いと、建築確認

建築基準法では、屋根と柱または壁があるものは「建築物」にあたります。庭に固定して置くバレルサウナは、これに当てはまると判断されることがあります。

そのうえで、防火地域・準防火地域ではない場所で、床面積10平方メートル以内の増築なら建築確認の申請は要らない、という扱いがあります。さきほどの通り、バレルサウナはいちばん大きくても約4.3平方メートルなので、面積だけなら収まります。

注意したいのは、都市部の住宅地は準防火地域に指定されていることが多い点です。その場合は面積が小さくても手続きが要ります。自宅がどの地域にあたるかは、市区町村の都市計画の窓口かホームページで調べられます。分からないときは建築指導課などに「庭に〇平方メートルくらいの木製サウナ小屋を置きたい」と相談するのが早いです。

消防のルールは地域で違う

テントサウナやバレルサウナが増えたことを受けて、消防庁は2025年3月に、屋外に置く簡易なサウナの火災対策をまとめました。最大出力6kW以下の薪ストーブや電気ストーブを使うテント型・バレル型を「簡易サウナ設備」として扱い、燃えやすい物との距離などの考え方を見直しています。

これを受けて、各地の火災予防条例も変わってきています。広島市の場合、2026年3月31日から簡易サウナ設備の基準を適用していて、自分専用に庭先で使うものは基準を守って置けば届出と検査は不要、事業として使う場合は届出と検査が必要、という整理です。

扱いは自治体ごとに違うので、住んでいる地域の消防署の予防課に一度確認しておくと安心です。グリーンサウナは、消防への申請書類の準備も手伝ってくれます。

家族に話すときの材料

100万円を超える買い物なので、ひとりで決められる人は多くないはずです。話を切り出すときに使える数字を集めました。

電気代は月5,000円前後から

4.5kWのストーブを毎日1時間使うと、東京電力の料金で月に約4,950円という試算があります(2024年10月更新の記事より)。温まるまでの時間ぶんは上乗せして考えてください。サウナ施設に週2回通う交通費と入館料と比べてみると、話がしやすくなります。

支払いは2回に分けられる

グリーンサウナは、契約時に半金、納品か組み立てが終わってから残金という払い方です。銀行振込とカード払いに対応しています。

実物を見てから決められる

関東にショールームがあり、サイズ感や木の香りを家族と一緒に確かめられます。写真だけで決めるより、納得してもらいやすいはずです。

グリーンサウナについて

バレルサウナの内側。両側の木のベンチと奥のストーブ、窓の外に海が見える
サウナ室の中。奥にストーブ、両側がベンチ。写真:グリーンサウナ公式サイトより

このページで紹介しているグリーンサウナは、バレルサウナと屋内用のホームサウナ、チラー付きの水風呂を扱う会社です。2016年創業の一棟貸し民泊・貸別荘の運営会社が販売していて、自分たちの宿でもサウナを運用しています。

導入実績全国で200件以上(公式サイトの表記)
セット内容本体・ストーブ・屋根材・備品をまとめたフルセット
ストーブ電気(単相200V 4.5kW/三相200V 6.0kW)と薪。電気部品はPSEマーク取得済み
木材ヘムロック、レッドシダー(カナダ産)
納期在庫があれば最短7日。地域や商品によっては1か月以上
保証ストーブは2年保証。期間内の故障は新品に交換
支払い契約時に半金、納品または組み立て完了後に残金
サポート設置場所の相談、電気工事まわり、消防への申請書類の準備、使い方マニュアルの共有
ショールーム関東で展開(案件情報では12か所)

気になる点も書いておきます。送料と設置は別料金なので、総額は見積もりを取るまで分かりません。また、どこまでを販売店が工事してくれるのかは、公式サイトだけでは細かく読み取れませんでした。面談のときに確かめておきたいところです。

無料で見積もりを相談するグリーンサウナの公式サイトが開きます

オンライン面談か電話で説明を受けられます

問い合わせから設置まで

グリーンサウナの公式サイトで案内されている流れです。

  1. 専用フォームから問い合わせ置きたい場所や人数を伝える
  2. オンライン面談か電話で説明を受ける電源や置き場所の相談もここで
  3. 見積もりと注文内容の確認送料・組み立て・工事の範囲をここで固める
  4. 納品時期の調整在庫があれば最短7日
  5. 契約と半金の支払い
  6. 納品か組み立て完了のあと、残金の支払い

問い合わせの前に手元に用意するもの

面談のときにこれがあると、見積もりが一度で正確に出やすくなります。

  • 置きたい場所の広さと、地面の状態(土・砂利・コンクリートなど)
  • 家の前の道幅と、トラックから置き場所までの距離
  • 分電盤の写真(200Vが来ているか、契約アンペア)
  • 自宅が防火地域・準防火地域にあたるか
  • 使う人数と、家族だけか事業でも使うか
  • 電気ストーブか薪ストーブか

あわせて聞いておきたいのは、送料と組み立ての金額、基礎は誰が作るか、電気工事は頼めるか、消防の書類はどこまで用意してもらえるか、冬の使い方と木のメンテナンスの方法です。

参考にした情報

  • グリーンサウナ公式サイト(会社概要・納期・保証・支払い・問い合わせの流れ・温まるまでの時間)2026年10月23日確認
  • レントラックス アフィリエイト案件情報「グリーンサウナ」(セット内容・ショールーム・事業利用のサポート)2026年10月23日確認
  • おうちサウナの選び方ガイド「自宅サウナ製品データベース」(各社の公式価格・外寸、2026年10月11日確認分)
  • K&Kクリエーションズ「バレルサウナとホットタブのご案内」(重量・搬入・組み立て費用の例)
  • ファイナンシャルフィールド「自宅サウナ」の記事(電気代の試算、2024年10月更新)
  • 三井住友トラスト不動産「不動産用語集:増築」(10平方メートル以内の増築と建築確認)
  • 消防庁「可搬式サウナ等の特性に応じた防火安全対策に関する検討会報告書」の公表(2025年3月27日)
  • 広島市消防局「簡易サウナ設備」のチラシ(2026年3月31日から適用)

法律や条例の扱いは、地域や置き方によって変わります。このページは判断の手がかりとしてお使いいただき、最終的には市区町村・消防署・販売店に確認してください。